中崎透遊戯室/NAKAZAKI Tohru PLAYROOM

tohru51.exblog.jp
ブログトップ
2015年 04月 10日

中崎透「高い空 濡れた足 メビウスの輪」

c0186264_03512029.jpg


中崎透「高い空 濡れた足 メビウスの輪」


2015.04.08 [水] - 2015.04.19 [日]

12:00-21:00 定休:月、火 入場料:¥400(セレクト・ティー付き)


Art Center Ongoing/アートセンター・オンゴーイング
http://www.ongoing.jp/index.html
〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町1-8-7
Tel/Fax : 0422-26-8454 E-mail:info@ongoing.jp 


【イベント】

4月8日(水)18:00~
オープニングパーティ
参加費:1000円(軽食、1drink付き、入場料込み)

4月12日(日)19:00~
ドクターストップ2015
ゲスト:沖冲(ペインター/mograg garage)
ファミコンのドクターマリオで沖冲に挑戦します。
参加費:1000円(1drink付き、先着30名様)

4月18日(土)19:00~
トークイベント
「Ongoingや眼科、遊戯室のこととか」
出演:小川希(Art Center Ongoing)×田中ちえこ(新宿眼科画廊)×中崎透(遊戯室)
参加費:1000円(1drink付き、入場料込み、先着30名様)

4月19日(日)15:00~

Pre Ongoing School
作家本人による展示作品の解説を交えてのレクチャー。
お好きなケーキとお飲物がついてきます
料金:1500円 (ケーキとドリンク付き、先着30名様)


*****************************


「ドクターストップ2015」について
(ちょっとだけ解説を書こうとしたら想いが強すぎてついつい長文になってしまいました。)

何人かに聞かれたんだけど、謎のイベントですよね、ちょっと長くなるんですが僕の話を聞いてください。先に話しておくと、飽きっぽい僕は三年近くこんなに一つの物事に集中したことはわりと珍しいことだし、これまでイベントの企画はそこそこたくさんしてるけど、たいてい事前準備なんてほとんどしないで当日ぶっつけ本番なことが多いけど、こんなに長い時間を準備に費やしたことは初めてだってことだけは本当のことです。

時は2010年、震災前まで遡ります。水戸で数人で運営しているキワマリ荘では、この年から春先にガレージセールを開催していて毎年三日間ほど、いいぐらいに盛り上がってたりします。翌年、たぶん震災後のガレージセールだったかな、家族連れも結構来るので誰かが懐かしいファミコンを持ってきてゲームブースみたいなものが設置されて、そのままイベント後もキワマリ荘にはファミコンが常備されました。いつ頃からかドクターマリオの対戦がなんだか盛り上がって、飲み会の後などにだらだらとみんなで盛り上がる、みたいな機会が増えました。キワマリ荘界隈ではゲーマーの大学生(当時)yambabomをピラミッドの頂点に日々ドクターマリオの腕を競い合っていました。僕も小さい頃に触れた記憶はありつつも、初心者からのスタートして、少しずつ上達するのを楽しんでいました。それから一年、2012年のGW頃、その夜、たしかSachiko Mさんもいたのでその展覧会の会期中の時期だったと思う。キワマリ荘の管理人をする五嶋英門さんが国分寺のmograg garageで展覧会をしたのをきっかけに、彼らが発行するmograg magazineの中でキワマリ荘の取材したいということで、数人でやって来た。取材して、呑んだりして、自然の流れの中でだらだらとドクターマリオを始めたりするわけだが、僕らとしては、よそ者がやって来たから、一丁揉んでやるか、みたいな上から目線の空気感が多少あったりしつつ、mogragディレクターの沖冲も、おれ結構ドクターマリオ得意なんですよ、みたいな言葉もあったりして、ほう、どれどれ、といったかんじでゲームが始まるわけなんですが、本当に凄惨な光景だったわけです。一同ボコボコに沖冲にやられる。何度挑んでも全く歯が立たず、最強だと思っていたyambabomが圧倒的にやられている姿は衝撃的で、なんでしょうね、マンガとかに出てくる、仲間が次々にやられていくのに自分にはどうしようもできないシーンとかあるじゃないですか、あれです。沖冲のこの才能は絵を描くより、こっちに専念したらいいんじゃないか、と本気で思ったし、そんな話をしていたら奥さんが、私もそう思っていろいろ考えたけどこの才能を生かす場所が見つからない、みたいなことを言っていて妙に納得したのを覚えている夜でした。そう、あの夜から3年が過ぎようとしています。キワマリ荘では、いまだにドクターマリオのカルチャーがなんだかんだ続いてます。飽きそうになることもたまにあるけど、その度に、ほら沖冲にリベンジしなきゃだから、と再びテレビ画面に向き合うのです。僕たちは三年間、妄想の沖冲、架空の沖冲、イメージの沖冲と戦い続けてきました。どんなに上達しても、そろそろ沖冲に勝てるかな、いやいや沖冲はこんなもんじゃない、そんな会話がこの三年間の間にどれだけ交わされてきたでしょう。そして、ついに現実に交える日がやって来るのです。沖冲に勝ちたい、いや、負けてもいいんです、ただどれくらいの距離にいるのか測りたい、自分がどこに立っているのか、そしてどれだけ成長したのかを知りたいだけなのかもしれない。もしかしたらホントは勝ちたくないのかもしれない、仕事が忙しいとき、ついついドクターマリオに没頭してしまうときがある、常に、いや、遊びじゃない、沖冲に勝つためだから、と自分や周りへ言い聞かせてきたわけだが、勝ってしまったら明日からそんな言い訳ができなくなってしまう。そんな先のことまで無駄に考えてしまうほどのイベント、ドクターストップ2015。
そうそう、このイベント名、最初は僕らが思いついた名前で、いつの日かの沖冲へのリベンジマッチのために発案されました。そんな頃にたまたま沖冲自身の企画したドクターマリオイベントあり、このタイトルを使わせてほしいということで、2013年から始まりました。予定が合わずこれまで参加が叶わず機会を逃してきましたが、今回はこちらから沖冲をゲストに迎えての開催となります。たぶん、ほとんどの人にとって不毛です。ただ一見不毛なことの中にある数限りないささやかなドラマがここにはあります。
積極的に誘いませんが、ヒマな方は気が向いたらのぞいてください。ぜひに。


[PR]

by tohru511215 | 2015-04-10 03:54 | news


<< 中崎透「Drawing 201...      ラッシュアワー >>