2009年 11月 01日
五嶋さんのスペース、SPAMでの展覧会「山猫レクション」の最終日、 クロージングイベントとして山猫ミュージカルが開催。 キワマリ荘がちょっとした劇場になった。 ちょこちょことお手伝い、黒子。 なんか、ものすごいよかった。 きっかけとしては、ナデガタでの水戸での映画プロジェクトのラストシーン、 「LAKE SHOW」に出演するためにノリで結成された一回限りの踊り子ユニットのはずが、 「リバーシブルコレクション」のパロディとしての「山猫レクション」という展覧会ができて、 さらには一時間に及ぶ舞台まで実現化してしまった。なんなんだろう、これは。 たしかに一癖も二癖もある4人(舞台は5人)なんだけど、あくまで素人。 何かが飛び抜けてうまいわけじゃないはずなのに、 一時間、舞台上と観客の間にずっと緊張感の糸が張りつめてた。 演じ手も観客もめちゃくちゃ楽しんだなんか幸せな空間。 フィクションの映画の中の架空のイベントのためにジョークで結成(本気ですよ)されたユニットが、 展覧会も含めて実体化してくプロセスみたいなのがあって、 ミュージカルでは物語/フィクション自体に入り込んで観るというより、 むしろそれを演じている生身の彼女たち自体にちょっと感動してしまうような感覚。 なんというか一回りして、まさに嘘から出たマコトというかんじ。 そんな出来事が、この場所で自然発生的に起こってしまったことが、 よくできたドラマみたいでおかしい。 もうちょっとゆっくり考えてみる。 山猫、ありがとう。
by tohru511215
| 2009-11-01 03:20
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